3学期始業式 講話

新年の挨拶をしましょう。

 あけましておめでとうございます。

 冬休みが終わって、こうしてまた、大好きな皆さんの笑顔に会えてとても嬉しく思っています。学校も先生方も皆さんに会えて元気になりました。

 さて、新しい令和2年の年が明けました。今年の干支はねずみですね。お正月の朝は、いつもと変わらないのに、なぜか気持ちが違います。朝の光もどこか新鮮さを感じます。なぜでしょう。それはきっと、気持ちが新しくなるからでしょうね。お正月は、心があらたまるからめでたいのです。自分の周りは、いつもと変わらなくても、心があらたまれば、見るもの聞くものがすべて新しく、感じられます。まず、自分を変えてみることは大切なことですね。そうすると、いろいろなものが、これまでと違って見えてくるはずです。新しい発見もあるはずです。毎日が、そういう発見の連続だとすばらしいですね。皆さんには、そんな日々を過ごしてほしいと思います。

 今日から、3学期が始まります。学年の最後の学期ということで1年のまとめをする大切な学期です。6年生は小学校のまとめになりますね。そこで、こんなお話をしたいと思います。

 学校の正門のところには「桜の木」があります。春、皆さんが新しい学年に、6年生は中学生になるころ満開の美しい花を咲かせてくれます。

 でも今はどうでしょう。花どころか葉っぱもありません。寒い冬、冷たい風が吹く中、まるで枯れているように見えます。あんなにたくさんの花を咲かせる力はどこにあるのでしょうか。実は、土の上に見えている木は、枯れているように見えますが、土の下では、根っこが一生懸命、たくさんの栄養を蓄えています。きれいな花をいっぱいに咲かせるためにエネルギーをためているのです。そして春を待って、一斉に花を咲かせます。

 皆さんの3学期も同じです。新しい学年に進級するため、立派な中学生になるため、桜の木のように、しっかりとエネルギーを蓄えてください。そのためには、毎日、元気に学校に来て、勉強や運動をしっかりやりましょう。給食も残さず食べましょう。友達と仲良く元気に遊びましょう。

 今の学年で、できないことをできるようにし、わからないことをわかるようにして、1年生は2年生に、2年生は3年生に、・・・・・・6年生は中学生に、自信をもって進級できるようにがんばりましょう。

3学期は短いです。1日1日を大切に過ごしましょう。