カテゴリ:校長講話
10月朝礼 講話
おはようございます。
さわやかな朝を迎えています。朝夕は涼しくなってきましたから風邪をひかないように気をつけましょう。
さて、皆さんの心はどこにあると思いますか。胸のあたりかな。おでこのあたりかな。目のあたりかな。きっとそれぞれに「ここ」と思うところがあるでしょう。では、その心は見えると思いますか。校長先生は見えると思います。実は、心は形になって現れてくるのです。
例えば、靴の脱ぎ方です。
皆さんの靴箱を、校長先生は朝見ていますが、きちんとかかとを揃えてしまってある靴があるかと思うと、かかとが離れ離れだったり、さかさまになっていたり、中には床に落ちている靴もあります。黙ってそれらを見ていると、靴を脱いだ時のその子の心の様子が、伝わってきます。
かかとがきちんと揃っている靴からは、「この子は丁寧に揃えようという気持ちをもって靴をしまったんだなあ。気持ちが落ち着いているんだなあ。」とわかります。その反対に、揃っていない靴からは、「この子は、朝家を出るときに兄弟喧嘩でもして嫌な思いで学校に来たのかな。」とか、「他のことに気を取られて慌てていたのかな。」などが伝わってきます。その時の「自分の心」が「靴の脱ぎ方」という形になって現れるのです。このことは、学校だけではありません。家の玄関での靴の脱ぎ方も同じようなことが言えると思います。
皆さん全員の 靴のかかとが、きちんと揃えられるようになったら、皆さんが大好きな戸塚南小学校が、もっともっといい学校になると思います。