校長講話

3学期始業式 講話

 新年の挨拶をしましょう。あけましておめでとうございます。

 冬休みが終わって、皆さんの笑顔で、また学校が元気で明るくなりました。さて、新しい令和3年の年が明けました。今年のえとは丑ですね。牛といえば、ゆっくりゆっくりとした様子で餌を食べたりもーとないたりしています。その牛の姿から、丑年は急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年だと言われています。自分の目当てに向かって、あせらず一日一日努力することの大切さを教えてくれているようです。

 さて、今日から、3学期が始まります。最後の学期ということで1年のまとめをする大切な学期です。6年生は小学校のまとめになりますね。そこで、こんなお話をしたいと思います。学校の正門のところには「桜の木」があります。皆さんが次の新しい学年に、6年生は中学生になるころ満開の美しい花を咲かせてくれます。でも今はどうでしょう。花どころか葉っぱもありません。寒い冬、冷たい風が吹く中、まるで枯れているように見えます。あんなにたくさんの花を咲かせる力はどこにあるのでしょうか。実は、土の上に見えている木は、枯れているように見えますが、土の下では、根っこが一生懸命、たくさんの栄養を蓄えています。きれいな花をいっぱいに咲かせるためにエネルギーをためているのです。そして春を待って、一斉に花を咲かせます。皆さんの3学期も同じです。次の学年に進級するため、立派な中学生になるため、桜の木のように、しっかりとエネルギーを蓄えてください。そのためには、毎日、元気に学校に来て、勉強や運動にしっかり取り組みましょう。給食も残さず食べましょう。牛のようにゆっくりでいいのです。1日1日を大切に生活しましょう。
 

 それから大切なお願いです。皆さんも知っていると思いますが、コロナの感染が広がり、昨日、緊急事態宣言がでました。だからと言ってむやみに恐れることはありません。今まで通り、手洗いをしっかりとこまめに行って、できれば不要不急の外出は避けるようにしてください。

3学期は短いです。くいの残らない3学期にしましょう。